ジュニア年代、サッカートレーニングの考え方
こんにちは。馬場憂太です。
いつもこのサッカーコラムをご覧いただきましてありがとうございます。
お陰様で9月26日をもちまして、ルピナスサッカースクール川崎 宇奈根校は 開校1周年を無事に迎えることができました。
スクールを通して多くのお子様や親御さんとの出会いがあり、まだ歴史のないスクールにも関わらずたくさんの方に支えていただいた一年でした。心より感謝申し上げます。
これからもお子様一人一人が楽しくサッカーと触れ合える環境と 「サッカー大好き!」心からそう思っていただけるようなプログラムを常に考え提供し、より一層のサービス向上に努めて参ります。引続きルピナスサッカースクールを宜しくお願い致します。
さて先日、無料体験会にご参加いただいた小学校4年生男子の親御さんから このようなご質問をお受けしましたのでお答えしたいと思います。
テクニックとフィジカルどちらを優先した方がいいですか?
どちらも大事なテーマだとは思いますが、私のジュニア期の経験から申し上げますと、フィジカルよりもテクニック・足元の技術を優先しました。誰よりもボールに触り練習に取り組み、プロの試合やビデオを観て研究を重ねました。
頭と心が柔らかい状態のジュニア年代はテクニックを身につけるのにとても適した時期です。成長するにつれてカラダのバランスは変わり、脳も情報を吸収する速度が鈍化しますから、ジュニア年代のうちからたくさんボールに触れて足元の技術、テクニックを身につける事がとても大切になります。
ここで重要なのはただ単純にボールを触るのではなく「どんな技術を身につけたいのか。」「どんなプレイをできるようになりたいのか。」「どんな選手になりたいのか。」を常にイメージすることで頭の回転をよくし、考える思考を身に付けながら練習するのが良いと思います。
例えば一人でもできる「リフティング」の練習をする場合。インステップ、インサイド、アウトサイド、太ももだけでなく、頭や肩、胸など身体全体でリフティングができることを目指してください。その時にただ回数をこなすのではなく、体の色々な部分でリフティングすることで、全身のボール感覚を養うことを意識させてあげてください。試合ではどんなボールがくるか分かりませんよね?必ず試合で活きてきます。
次にリフティング中に利き足と反対側の足でボールを高く蹴りあげてみてください。この練習はボールをミートする技術やボールに蹴り足の力を正確に伝える為のキックの練習になるので利き足でない方の足のキックを身に付けるのにとても適しています。
次はリフティング中にボールを高く蹴りあげて別の動作を入れてみましょう。例えばジャンプだったり屈伸だったりクルッと1回転ターンをしてみたり。こういった別の動作を入れた練習はボディバランスの向上に効果があります。
他には首を振って周りを見たり、手を使ってリズムをとってみたりしてみましょう。これらの練習は周りを見ながらトラップをする技術や、ボール以外の事に意識を向けながらボールをコントロールする技術の向上に役立ちます。
慣れてきたら相手や味方の位置や人数、自陣なのか敵陣なのか、次はパスなのかドリブルなのかシュートなのか。色々なシチュエーションを考えながら練習に取り組むとより効果的です。
このように考える思考を持って取り組むことで同じリフティングでも練習の効果に違いが出ます。チーム練習やスクールの練習でも何も考えずに練習をするのでは効果的とは言えません。
もう一度言います。「どんな技術を身に付けたいのか。」「どんなプレイをできるようになりたいのか。」「どんな選手になりたいのか。」を想い、練習する事が重要です。
最初は上手くできなくてもいいんです。失敗は成功のもと!!失敗をする練習を重ねればその分、成功も積み重なっていくものです。成功を積み重ねることで成功体験というベースが生まれ、その成功体験が自信へとつながり、試合などでも自信を持ってプレイすることができるようになります。
私はこんな風に考えながら練習に取り組んだことで誰にも真似の出来ない感覚・技術を身に付け、現役時代にJ1リーグの舞台や日の丸を背負って戦う海外の大舞台でも活躍し、プレイで魅了する事ができました。
最後にフィジカルも大事なテーマなのですが、フィジカルはさらに上のカテゴリーに上がる段階で取り入れていくのでも遅くないと考えています。また、考えながら練習に取り組む事で自然とフィジカルも向上する…とも思っています。
だから自信を持って言えます。
この感覚、技術は他の選手、指導者では教えられない物・・・。
そんな感覚や技術を身につけられる練習方法をルピナスサッカースクールでは全て伝えられます。
ルピナスサッカースクールでは初心者から経験者までお子様一人一人が楽しくボールと触れ合える環境と「サッカー大好き!」心からそう思っていただけるようなプログラムを常に考え提供し、子供たちの成長と未来の為に基礎からしっかりと指導していきます。無料体験会も随時実施していますのでお気軽にお問い合わせください!
2021.05.10 サッカー未経験の親でも出来る少年サッカーの育成 |
2021.02.08 少年サッカー 認知 判断 実行 |
2021.01.06 少年サッカー 教え過ぎない、答えは簡単に与えない |
2020.12.09 少年サッカー 成長曲線 |
2020.11.02 トレセンやジュニアユースのセレクションを目指すなら |
2020.10.23 ジュニアサッカー 伸びる子伸びない子 |
2020.10.01 少年サッカーの成長過程【状況を認知出来ると上手くなる】 |
2019.04.11 ドリブルがうまくなるには… |
2019.01.21 ひとりで出来るサッカー練習メニュー |
2018.10.17 ジュニア年代、サッカートレーニングの考え方 |
2018.07.26 ジュニアサッカーでサッカーIQって何? |
2018.06.26 リズム感のいい子はサッカーも上手!? |
2018.06.05 サッカー未経験の親だからこそ… |
2018.04.17 自主練習が子供の自律を育てる |
2018.04.12 子供のキック力を上げるには |
2018.03.14 試合で活躍するサッカー練習方法 |
2018.02.27 子供のやる気を育てる親の役割 |
2018.02.09 ぐんぐん伸びるサッカー環境とは |
2018.01.15 サッカーにはセンスも大切ですが、一番大切な事は?… |
2018.01.04 2018 新年のご挨拶 |
2017.12.28
「止める、蹴る、運ぶ」 |